ボルネオで採集したベゴニア

2020.3月のボルネオ行きで採集してきたベゴニアをまとめてみました。
細かく見ればもっと分けられると思いますが、自分で違いがわかる部分で分けてみました。実は同じところで採った個体でも、もっと差はありました。私はベゴニア しか取らなかったので同じ様なベゴニアでも多めに持ってきたのですが、現地では同じものに見えたものでも明らかに違いがあります。これも植物採集の醍醐味かなと思います。ジャングルの中で汗まみれになって採集してみて初めて感じていることです。50日ほど栽培した状態です。動画の撮影中に大雨が降ったので音がすごいです。

B.sp“Gn.Saran“1・2・3・4・5

サラン山の中腹で採集したベゴニアです。
1.は個体差が大きく青黒い色から、濃い緑色まで差があります。
2.は途中の小さな滝のところで採りました。
3.4は中腹よりも上の方(1500mくらい)で採りました。
5.は中腹の大きな滝の近くで採りました。

Kapuas川沿いの道路1・2・3

旅の前半の川沿いの村のそばで採集
新芽の時は、個体差がはっきりしています。丈夫そうです。

“Kayu lapis”1・2

サラン山からの帰り道の途中で1時間ほど脇道に入って発見
緑色と赤茶色の2タイプ

B.sp “Mempawah hulu” 1・2・3

旅の後半、特別に回ってもらった道路沿いの滝で採集
初めて斑点のはっきりしたベゴニアを採ることができました。

私にとっては人生で初めての採集旅行でした。
一番思い出に残っているのは、体がキツかったことです。
3日目の悪路のバイク運転でかなりダメージを受けてしまいました。
奥地の部落で民家に泊まった時、山登りの前の時点で、寝た状態から起きるのが大変になっていました。
そこから往復3日、標高1800mのサラン山。冬の日本から来たばかりの体で熱帯雨林の道無き道、・・・思い返してもよく登ったものだと思います。
インドネシアの文化に触れたことや、ガイドのF君やその仲間たちに出会えたことはいい思い出になりました。
私の同行を、許してくれたK氏とO氏にも感謝申し上げます。

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